Netflixドラマ「13の理由」を見た
誰でも、「死にたい」って冗談でも言ったことがあると思う。
それって、冗談なんだけど、100%冗談かって言えば、
実際ここで死ねたら、どんなに楽なんだろうって思うことがあるはず。
明日テストなのに全く範囲に追いついてない。
進路どうしよう。
親の期待に応えられない自分が情けない。
仕事が嫌だ。
彼氏と別れた。
だらしない奴だって思われる。
どうせ誰にも愛されていない。
もうどうでもいい。
逃げ出したくても逃げられない。
親に心配かけるわけにはいかない。
そんなこんなで、今死ねたら、どんなに楽だろうって、思う。
ずーっと心の底まで辿ると、正直言って、本気で思ってる。
死にたいって。
でも、それを実行に移す勇気があるかとか、
周りの人を悲しませてまで、そうしたいかとか、
かなりの大ごとになるってこととか、
色々あるから、実行しようなんて軽い気持ちでは思えないよね。
でも、どうだろう。
死ぬのが全然苦しくなくて、
ゲームのリセットボタンを押すみたいに、楽に死ねるとしたら、
死ぬのがタブーだと思われてないとしたら、
この世界のどれくらいの人が、死を選ぶのだろう。
まあ、現実、死は痛くて苦しくて、
ゲームのリセットボタンに例えるわけにはいかないんだけど。
とにかく、死にたいって感情、そんなマイノリティじゃなくて、誰もがメジャーに持っている感情だと思うんだよね。
自分でもその感情を直視しちゃいけない気がして、
その感情を持っていることを認めちゃいけない気がして、
否定してるけど。
そうやって、生きてる。
死を否定して、生きてる。
私は大丈夫。死にたくなんてない。いつかはいいことがある。
こうやって、生きてる。
苦しいよね。生きるのって。
全部が楽しいことじゃない。
この先どうなるかもわからない。
テレビで誰かが言っているのを聞いたことがある。
生き抜くことに意味があるんだって。
生きる意味とかじゃなくて、
最後まで生き抜くことに意味があるんだって。
辛いこととか、苦しいこととか、たくさんあるけど、
幸せなことも、生きていてよかったって思うことも、
少なく感じるだろうけど、でもそういうこともあって。
生き抜くことに意味があって、
最後まで生き抜いてみて、初めてわかることがある。
きっとそうなんだろうと思う。