Hello, myself

自分と向き合う。そう決めました。少しばかり、そのプロセスにお付き合いください。

お父さんが嫌いな理由が分からなかったけど、やっと分かった。

私、お父さんが嫌いです。

なんでかは分からなかった。

でも、すごくすごく想像すると涙が出てくるほど、嫌いです。

生理的に、というか。ゾワっとする

 

何が嫌なのか、自分で整理をつけていきました。

まず、余計に私の領域に入ってくるのがすごく嫌。

進路や将来のことに心配だという口実でよく意見してきます。

一人の人格として認められていない気がする。

父が私のことを自分の所有物のように思っているんじゃないかという嫌悪感。

心配心配と言いつつ、コントロールしようとしているんではないかという嫌悪感。

彼氏がいることを知った父が、セックスして欲しくないという趣旨のことを言われたこと。彼氏の家に遊びに行くと言ったら、そいつの部屋にベッドはあるのかとか、親はいるのかとか、聞かれた。行くなと言われ、反抗したら、妊娠して人生終わればいいと言われた。一人暮らしを始めた頃、彼氏が泊まったりしているのかと聞かれた。

こういうことがあってから彼氏のことは父にも母にも話さなくなりました。壁を作りました。

 

もう、思い出したら出てくる出てくる。

 

でも、それだけじゃなかった。

もっと奥に奥にあったもの。

 

悲しい記憶を呼び覚ましていったら、

「お父さんに殺される」という言葉が自分の口から出てきました。

思わずハッとしてしまった。

私、お父さんに殺されるって思ってるの!?

びっくりしました。

 

お父さんに対して、確かに「恐怖」という感情が幼い頃から蓄積していっていたのです。

一番古い、お父さんに対する恐怖の記憶は、中学生の頃、

私は髪を長く伸ばしたかったのに、だらしないという理由で、切れと言われました。

私はなんでそんなこと無理やり強制されなければならないんだと、思いっきり反抗しました。その頃の私には、自分の意見を貫き通すことが、とても大事だったんです。だって、髪型なんて、人にとやかく言われることではないでしょう。

そこを無理やり切れだなんて、やっぱり個人として考えを尊重されなかった、という解釈しかできませんでした。

そして、やっぱり負けました。

私が折れるしかなかったのです。

だって、すごく怖く怒るんですもの。ゲンコツもされました。私は泣き疲れて、もう反抗する気力はありませんでした。泣きはらした目で美容院へ行き、とても恥ずかしかったです。

自尊心をズタズタにされ、恥ずかしい思いをさせられ、とても傷つきました。

たかが髪型ごときと思われるかもしれませんが、とっても大きな傷を残した出来事でした。

 

他にも、中学時代にこのような出来事がいくつかありました。

私の父は、結構怒ると感情的になり、感情を爆発させるタイプでした。

体も筋肉質で胸板も厚いし、がっしりとした体格。

大きい声で、怖い口調でどなりちらし、頭を叩かれ、すごく怖くて、父と口論になると、泣きたくなくても恐怖で涙が出てきて、それもまた悔しかったです。

 

いつしか私の中には、キレると何をするかわからない人、という父親像ができていました。

 

でも、小さい頃、私はお父さんのことが大好きだったんです。お母さんよりもお父さんが好きというくらい。だって、お話が上手で、面白くて、すごく私のことを愛してくれていたんです。いつも、どれだけ大切に思っているか、言葉で伝えてくれていました。

 

そんな、大好きなお父さんから、暴力を受けたことがとてもショックだったんですね。

 

「大好き」だったのに・・・

「大嫌い」が生まれました。

大好きだったからこそ、裏切られたという思いから、恨みがものすごい大きさになってしまいました。

 

「お父さんに殺される」

「キレたら何されるかわかんない」

「反発したらねじ伏せられる」

 

そして、そんな時、家の中には味方がいませんでした。

お母さんも一緒になって私を責めました。

完全にひとりぼっち。もう従うしかなかった。

 

でも、ああ、私お父さんのこと怖かったんだって分かって、良かった。

あの頃の自分に、まずはよしよしして、寄り添ってあげよう。

怖かったねって。悲しかったねって。

 

まずはそこから。やっとスタートライン。