お父さんへ
自分の心と向き合う過程で、
やっぱりあなたの登場を避けることはできませんでした。
お父さん、
あなたは、自分が正しいと信じていて、
私が反抗しようと、押さえつけましたね。
どうしようもないときは、手も出ました。
私も私で、自分が正しいと思うことには、絶対に譲ろうとしなかった。
そこは、お互い様でしたね。
でも、私が負けることは決まっていました。
どれだけ反抗しようと、あなたの言うことを最終的には聞かなければなりませんでした。
なぜかというと
「誰に食わせてもらってるんだ」
とういう言葉には、勝てなかったからです。
そう、私は働ける年齢ではなかったし、
食べさせてもらっている、
家に住まわせてもらっている、
そういう身分なんだと、思い知りました。
自分は自由じゃない。
人間として尊重されない。
自分はそんな人間なんだと、潜在意識の中に刷り込まれていったように思います。
いま私は、自由になりたいと思っています。
束縛感を感じるのが、何よりも嫌です。
大学を卒業して、企業という枠に囚われるのも、嫌と感じます。
結婚も、様々なものに囚われてしまいそうで、できそうにありません。
それが、お父さんからもらった、
私は自由じゃない、という前提がそうさせているのか、それとは関係ないことなのかは、正直よくわかりませんが、
その前提は、覆すべきだと感じています。
私は、自由でいい。
私は尊重される価値がある。
そう、信じたい。
まだまだ、お父さんに対してのトラウマがあります。まだ消化できていない部分があります。
自分と向き合うために、もう少し、お話しさせてください。